オジギビト集会所本部長室R

路上観察サイト「オジギビト集会所」本部長のブログ

【路上観察】路上や路上外で出会うあれこれ

 既に4月に入ったが、旧集会所跡地と旧集会所は、未だ閲覧可能な状態のようである。しかし、いずれも既に更新などは一切できない。恐らくあと一ヶ月程度で、自動的に消え去ることであろう。

 今回は旧集会所に出していた記事の幾つかを、内容に統一性は全然ないが少々再構成しつつ記録として再度紹介したい。なお、またしても全ては「もらいもの」である。皆様(といっても実質2人だが)どうも有り難うございました。

悲劇!! ディアにハントされる少女と老女

 これは奈良県奈良市奈良公園の看板である。2014年4月に撮影されたものなので、もしかすると既に代替わりして、新しい看板になっているかもしれない。

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奈良公園で鹿に襲撃される人々(2014年4月/Y.Y.氏提供)

 

 奈良公園の鹿はあくまでも「野生動物」という事で、時としてこういう危険がありますよ……という事を示している看板である。杖をついた老女やおさげ髪の少女が、野生鹿の攻撃を受け、苦しんでいる様子が示されている。どれも結構大変な状況にも関わらず、ついついちょっと微笑んでしまうような、ある意味なかなかユーモラスなものである。しかし「たたく」で攻撃を受けている少女、実は洒落にならない苦痛を受けているのでは……と思わせなくもない姿勢である。

 関係ないがもう何年も前に、アフリカかどこかで、ロバのような大人しい草食の家畜が、突然人を襲って食べてしまったとかいう、にわかには信じがたい事件があったような気がする。「有識者」の意見が確か、「たんぱく質欠乏のあまり、緊急行動として人を襲ったのでは」とかいうものだったような……。しかし多分あれは、「ドッキリ映像」的なイタズラ記事だったのではないかと今では思っているが。(正直、当時その記事をじっくり正しく読めたわけではないので)
 奈良公園の鹿は、栄養がかなり行き届いていそうなので、せいぜいこの注意看板の例のように、手提げカバンを咬む程度であろう。しかし本当に、食人鹿が奈良公園に現れたらどうなるだろうか。

 

五人揃って……!

 北海道市部長から、釧路町木場で活躍する現場五人衆の写真が送られてきたので、集会所ではなくこちらの方で紹介したい。撮影は2018年9月27日である。交差点設置工事の現場事務所(不二建設株式会社)付近の写真である。

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北海道釧路郡釧路町木場の五人衆(2018年9月/北海道支部長報告)

 スーパー戦隊シリーズであれば原則として赤がリーダーであり、確かにこの五人の中でも赤が真ん中にいるのだが、この中でちょっと特別な地位にいるのは、一番端の白かもしれない(「ジャッカー電撃隊」のビッグワンの如く……)。
 地球をバックに並んでポーズをとる五人衆。これだけで、結構カッコいい感じがするのは不思議というか戦隊マジック(?)というか。

オジギ付箋紙出現

 2021年8月、北海道支部長から、札幌のとある100円ショップ(「ダ」や「セ」ではなく「キ」で始まる所だったかと……)で見つけたという品物をお土産として貰った。

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オジギ付箋(「キ」で始まる100均で購入)

 工事現場看板(の基本的な様式)を模した付箋紙であり、カワイイ直立不動型オジギビトも抜かりなく配置されている。主な用途としては、例えば職場などで少々席を外す場合に、机やPCモニタのフレームなどに貼り付けて不在期間やどこに居るかなどを示すというものであろうか。無論、シンプルなメモ書きなどにも使えるだろう。
 ちなみにamazonでも、本体より高い送料込みで売られていたりしたのだが、今現在はどうも見つからない様子。マーケットプレイスなので、複数の売り手が現れたり消えたりしているのだろうか。

見得切り全裸少年が駆ける

 北海道支部から、釧路市内のとある銭湯で、以下の写真のような掲示を発見したとの報告を受けた。

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銭湯の見得切り全裸少年(2021年10月/北海道支部長報告)

 全裸少年が水しぶきを上げつつ、そして何らかの理由で夥しくよだれを垂らしつつ、見得切りポーズを取っている。メッセージは明快で、水風呂に入る際の注意を促している。(頭に被っているものは何だろうか……サウナ関係の道具か何か? 最初は枯れたフキの葉っぱでも被っているのかと思ったが……)
 この少年に関しては、簡単にその出自が確認できた。通称というか正式名称は「ストップ坊や」。サウナ検索サイト「サウナイキタイ」というサイトの「サウナイキタイSTORE」では現在、彼のグッズとしてキーホルダーなども販売されており、サウナ愛好家の間では以前からわりと知られた存在のようである。
 ストップ坊やのグッズはこれまでも、ステッカーなどが出ていた模様である。今回この銭湯で確認された掲示も、それらのグッズの一つかもしれない。この写真の掲示、正確なサイズははっきりしないが、掲示として有効と思われるサイズ範囲や壁のタイルとの比較からして、それなりのサイズはあると思われる。しかしステッカーにしてはちょっと大きすぎなので、坊やの画像を基に、この銭湯で独自に作った可能性もあるだろう。
 それにしてもこのストップ坊や、工事現場オジギビト衆とは全然別のカテゴリーとはとても思えないような、強い親近感(?)を覚える。現場オジギ衆と非常に似通った遺伝子を有している……というよりは、ほぼ確実に同源なのではという印象である。本部長自身はサウナとかは全く利用しない(そして今後もまず無いであろう)のだが、この坊やの今後の展開は、時折確認していく必要があるのではと思い始めている。