2022年7月8日、本部長が書いたミニ本3冊目「研究者のコミュニケーション術」がリリースされたので、この場を借りてお知らせを。amazonや楽天など複数の電子書籍販売サイトで発売中である。(著者名はこれまでと同じ、「Bowing Man」である)
内容は、サブタイトルにもはっきり書かれているとおり、研究の現場にしばしば出現する、アカハラ・パワハラ、そしてセクハラの種を蒔く典型的な人種の生態と、それらへの対処へのヒント的なものである。つまり、これらの困った人々にどう対処し、いかに自分を守るか、という意味での「コミュニケーション術」である。良好な人間関係がきちんとできているのであれば、日常生活と同様に「ごく普通」の態度で接すれば、研究者同士のコミュニケーションは何の問題も無く円滑に行える。しかしどの業界でもそうだが、時として信じがたいようなイレギュラー因子が、コミュニティの真っ只中にぶち込まれることもある。本書では、研究教育の世界で発生する典型的なパワハラ加害者のタイプと、重大なセクハラ問題に発展し得る、とある「現象」などについて、ごく簡単に紹介している。
本書は、「研究の現場に湧いて出る、困った者ども」を垣間見られるということで、研究者以外の方々にもお楽しみいただける……かもしれない。セクハラ絡みの所は、ごく軽い「きっかけ」に過ぎないようにも思えることだが、周囲からすると「もうそんな時代ではないのに……」と思ってしまうことである。研究の外の世界の方々からも、「未だにこんなことをさせる奴がいるのか」、そして「それに乗っかる奴もどうなのか」という感想が出るのではないかと思う。
先に出版された2冊も、本書共々、何とぞ宜しくお願い致します。