先日の20日は「大寒」とのことで、この前後が1年で最も寒い時期ということになる。天気予報では、20日あたりから一週間ほどの間が、全国的に記録的な寒さになる可能性ありとのことだった。
それに因むわけではないが、屋根からの落雪などについて注意を呼びかける看板について、少々紹介してみたい。
これらは1999年の冬に、札幌市内で出会った看板である。
どちらも大泣きしており、「怖い目に遭った」という意味では、「犠牲者型」と言って良いだろう。上の写真では、この児童は、屋根からの落雪を危ないところで回避したようである。一方、下の写真では、落雪の直撃などはほぼ回避できたのかもしれないが、長靴の片方が脱げるほど慌てて逃げていたようである。履いていたスキー(恐らく児童用のプラ製玩具、「ミニスキー」的なものか)も、二つとも脱げている。
次の例は、現場オジギビト看板と似た構成で、注意を呼びかけるものである。
この女性、ちょっと崩した姿勢ではあるが、一応オジギして注意喚起しているということになるだろうか。
これらの看板は、ご覧の通り冬期の間、つまり必要な期間だけ路上に設置されるものである。次のものは、あるドラッグストアの外壁に貼られていた、「常勤タイプ」の人である。
恐らくこの掲示は、ドラッグストアの従業員が、素材集から作ったものと思われる。スーツを着た、普通のビジネスマン的な人である。この種の注意喚起にもっと適していそうな人は、その素材集にはなかったのだろう。傍らにある四角いものは、彼を描いた人のサイン的なものだろうか。
これらの注意喚起の人々とはまた別に、冬期の道路凍結に対応すべく活躍している人もいる。次の例は、道路凍結時のスリップを防ぐ、滑り止め材の箱である。
ご覧の通り、箱の横で女の子が「道路がすべる時にご自由にお使いください。」というメッセージを示している。
彼女の横には、「○ちゃん」と名前が記されている。しかし、残念ながらこの写真からは、正確に読み取ることはできなかった。何となく「藍」とかその種の漢字であることは推定できるが……。まあ、いずれそのうち、じかにお会いすることもあるだろう。