釧路市内(別保近辺)の道路工事現場に、突如「支えるキャラ」が大量発生したので、こちらで紹介しておきたい。
約150メートル離れた所から、デジカメの最大望遠で撮影したものである。何となく揺らいで見えるのは、手ぶれではなく陽炎によるものである。この道東でも、ようやくその程度には暖かくなってきたことが分かる写真である。圧縮効果というのだろうか、キャラの一団はかなり密に整列しているように見える。
この白いキャラは、いったい何であろうか?と思いつつ、場所を変えて50メートルほど離れた所から、見下ろすような形でさらに撮影。
よく見ると、「XXXXXユキちゃん」と記載された、白いネームプレートがあるのがわかる。
それを手掛かりに調べてみたところ、このキャラは「北海道新幹線つなげる応援大使 どこでもユキちゃん」であると判明した。
上の写真は、やや離れた所からの撮影と、暑さによる空気の揺らぎの効果で、ユキちゃんの輪郭が幾分揺らいで見える。しかし紹介サイトを見て明らかなように、ユキちゃんは元々、輪郭が揺らいでいた(ジャギーな感じというべきか)。
正体が分かった後で見ると、ユキちゃんのお腹にある物体も、北海道新幹線の車輌であることが分かる。最初はスリッパかサンダル?と思ってしまったのだが……。ちなみにユキちゃんの下にある、下側の金属柱を通す穴も、新幹線車両の形のようである。
残念ながらこの道東地方には、北海道新幹線が来ることは、まずあり得ないだろう(少なくとも自分が生きているうちは)。しかしユキちゃんの使命は、「北海道新幹線のPR」ということなので、こうやって道東の現場でも、支柱を支えつつPR活動をしているわけである。
ちなみに北陸新幹線も、開通前にPRも兼ねて、富山の現場で「支える一団」として活動していた。
キャラでアピールするユキちゃんと大きく異なり、鉄道としての情報が濃厚である。ここは「PR戦略の違い」ということになるだろうか。
以前紹介した、「支えるモノたち」の記事はこちら。