これまで現場外オジギビト衆に関しては、飲食店と銀行・郵便局の人々について紹介してきた。
今回は、小売店など各種サービス業のオジギビト衆を紹介してみたい。しかしこのカテゴリー、交通系の人々と同様になかなかの人数が確認されているので、まずは北海道の人々を何回かに分けて紹介していくことにする。
下の写真は、2006年に釧路市のイオンでオジギしていた人である。
万引き防止用のアラームに関して、告知している女性である。彼女がこの場で頭を下げる事によって、誤ってアラームが過敏反応してしまった人の心も和むというものである。(万引き犯はそういう気にはなれないだろうが)
そして次も2006年、イオンモール釧路昭和の人である。
上の万引き警報の人とは違う女性である。高めの頭身は、他の現場外女性オジギビトにも見られる傾向である。「新しい店舗」に(仲間)とわざわざ付けたのは、予告文にちょっと巧い一味を加えたかったからだろうか。
次の例は小売店ではなく「便利屋」の人である。
便利屋の人ではあるが、緑十字の入った保護帽を持っている。顔の造形の単純さに反比例するような、ズボンのしわのリアルさが目を引く。髪は豊かというか、伸ばしすぎの感がある。ちなみに彼を一目見て、「チャラ男」という第一印象を持った方もいた。(但しオジギビトとしてのデザイン自体は問題ない、というかむしろ良い方だと思う)
こういう風に書くと、彼のイメージはあまりよろしくない感じだが、もちろん便利屋さん自体には別に何の問題もないと思う。
次は釧路市のコープさっぽろの中で活躍していた人である。コープさっぽろ内の「阿部蒲鉾店」販売現場(?)に立っていた、「おいしさ謝罪オジギビト」である。
オジギ理由が、食品関係ならではのものである。しかし服装は明らかに、工事現場向けである。
輪郭の腐り具合(背景の消し残しと思しき白い粒々も見える)、全体のぼけ具合と保護帽正面マークの鮮明さが、どこかの現場の写真などからの「借用感」を大いに演出している。保護帽の「大吉」という文字だけが、異様にくっきりしている。
家電量販店でも、オジギビトの活動は見られる。次の例は釧路市内のヤマダデンキのものである。
ヤマダデンキ家電住まいる館YAMADA釧路店で、返品と交換についてアナウンスしていた女性オジギビトである。結構カッコイイ服を着ているな、というのが第一印象であった。実に理想的な直立不動オジギ姿勢である。
他の現場外のカテゴリーと同じく、やはり小売店方面でも、女性の活躍が目立つ。道内で確認された小売店等オジギビト衆の続きは、また近日中にということにしたい。
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