オジギビト集会所本部長室R

路上観察サイト「オジギビト集会所」本部長のブログ

【現場外オジギビト】2000年代の鳥取県東伯郡の小売店の人々

 今回は、久々に現場外オジギビト衆の中から、かつて本部長が約9年間居住した 、鳥取県東伯郡スーパーマーケットなど小売店にいた人々を、紹介してみたい。

 まずはこの人から。恐らく一番最初に、この地域で偶然出会った小売店オジギビトの人である。

鳥取県倉吉市・スーパーのオジギビト(2004年7月)

 彼は倉吉市西部のあるスーパーマーケットで、特に高齢の客の手伝いを申し出ていた人である。何を手に持っているのかはよく分からないが、客の購入した商品を丁重に扱おうという心遣いが、このオジギ姿勢によく現れている。

 次のこの人は、湯梨浜町のホームセンターにいた人である。

鳥取県東伯郡湯梨浜町・ホームセンターいないの人(2007年3月)

 この人は、「ホームセンターいない」羽合店のトイレ内で、頭を下げていた。一見、非常にシンプルな姿形であるが、実は割と絵が達者な人の手による造形のように思える(素材集の人だろうか?)。

 次は、倉吉駅に隣接したコンビニの入り口でオジギする人たちである。

鳥取県倉吉市・JR倉吉駅ハートイン倉吉店の人々(2007年5月)

 典型的とも言える現場外小売店オジギビトの男女ペアである。やや縦に引き延ばされがちなのは、あまり気にすることではない(これもしばしばあること)。現在はセブンイレブンハートインということになったようなので、たばこも普通に販売するようになっているかもしれない。

 この人は、倉吉市内のスーパーのトイレで頭を下げていた人である。

鳥取県倉吉市灘町・丸合チェーン倉吉東店の人(2008年9月)

 この人もトイレで頭を下げていたが、いないの人とは理由が異なる。口の線の切れ具合と顔の輪郭との相互作用(?)のせいで、ぱっと見では、何故かよだれを垂らしているかのように見えた。

 次のこの人も、また別のスーパーのトイレで頭を下げていた人である。

鳥取県倉吉市山根・新あじそう店の人(2009年1月)

 割と単純なように見えて、服のしわの表現などは意外とリアル感がある。シンプルな二等辺三角形の鼻は、小学校低学年の頃の、本部長の描く人の顔を思い出させて懐かしさを覚える。

 小売店(売り場)内は通常撮影禁止であるが、今回紹介したような、店の外向きにメッセージを発している人々や、トイレで活動中の人々については、何とぞお許し戴ければと思う。

 鳥取県内の他の地域の小売店オジギビト衆については、また後日ということにしたい。