オジギビト集会所本部長室R

路上観察サイト「オジギビト集会所」本部長のブログ

【オジギビト】代替わり?

 今回が、2023年最初の記事である。1月3日の道東地方太平洋側は、今季一番の冷え込みとなったようである。朝、窓に発生していた木の枝上の氷が、冷え込みの厳しさを物語っている。

窓に発生した樹状氷結(2023年1月3日の朝)

 最低気温は氷点下15度だった模様である。1月下旬にはもっと下がりそうな気もするので、水道凍結など気を付けたいところである(追記:翌1月4日の朝は、さらに気温が下がった模様)

 さて本題のオジギビトであるが、以前「加齢?」というタイトルで一人紹介した。

ojigibito.hatenablog.com

 今回は、この「加齢」に似ているが、どちらかというと「代替わりか?」と思わせる例を、一人紹介したい。

 戸田建設の専属直立不動型オジギビトに出会ったのは、1999年の東京、上野であった。

東京都台東区上野の戸田建設専属オジギビト(1999年10月)

「ちょっと昭和風のいい男」といった風情のオジギビトである。

 その後、16年以上経って都内で出会った彼は、多少「すっきり」した感じになっていた。

東京都大田区南蒲田戸田建設専属オジギビト(2015年12月)

 全体の様子は全く変わらないものの、一見して何か記憶と違う感じがあった。各部の特徴は、紛れもなく99年に出会った彼なのに……。同じ人の「加齢」あるいは「イメチェン」なのか、あるいはよく似た人に「代替わり」したのか、一瞬ではあるが少々迷ってしまった。戸田建設としては、全く同じオジギビトを、引き続き採用しているつもりなのだろうとは思うが……。ちなみに保護帽は、新しいタイプに更新されている。
「すっきり」というのが適切な表現かどうかはわからないが、輪郭線が非常に細くなったのが一目で分かる。文字通り、「線が細くなった」とでも言うべきだろうか。そのせいで、同じ人のはずなのに、結構印象が違って見えたのだろうか。瞳のハイライトのありなしも、印象を多少変化させている原因かもしれない。

 そしてさらに2年後、今度は工事現場を囲む壁に設置された、大型モニタ上で活動する彼に出会った。

東京都中央区日本橋戸田建設専属オジギビト(2017年12月)

 画面中に現れた彼は、何というか、99年と15年の間を取ったかのような印象である。輪郭線の強弱や保護帽の形からすると、多少99年寄りであろうか。しかし目の感じは、15年の彼の特徴を継承している。
 結論としては、別に代替わりしたわけではなく、同じ彼戸田建設専属オジギビトとして活躍しているということになるだろう。彼には末永く現場で活躍していただきたいものである。

 それでは、2023年もオジギビト集会所と、この本部長室Rを何卒よろしくお願い致します。