オジギビト集会所本部長室R

路上観察サイト「オジギビト集会所」本部長のブログ

【オジギビト】運動推進5人衆(+ご当地キャラ)

 北海道支部から、札幌市手稲区の現場(施工:鹿島道路)の写真が届いたので、早速ここで紹介しておきたい。最初はこの人々から。

安全基本行動および新7Kを推進する5人衆(2023年5月/北海道支部報告)

「新7K」とは、「期待・気概・希望・快適な環境・感動・休暇・給料」とのことである。これまで見てきた現場にも、こうした「○○運動」というものが掲げられているケースはあったが、「○K」(○には数字が入る)推進というものはもしかすると初めてかもしれない。「○S」運動ならば、幾つか見たことがあるのだが……。なので、「新」が付いても残念ながらピンとこない。まだまだ現場路上観察が足りないと、反省するばかりである。
 ところでこの5人、別にクローンとか五つ子というわけではないだろう(それを言うのは野暮)。じっと見ていれば、次第にそれぞれのごく僅かな個性が、特に顔の辺りにみえてくる……はずである。

 そしてこの手稲区の現場では、手稲区のマスコットキャラクター「ていぬ」も、重機を操作する活躍を見せていた。

安全・安心見守りネットワークていぬ(2023年5月/北海道支部報告)

 失礼ながら「ていぬ」というご当地キャラを全く知らなかったので、この掲示の写真を見た時、軍手の擬人化キャラをこの現場で新しく作ったのだろうか……と思ってしまった。しかし頭の房状構造が手指ということについては、どうやら正解だったようである(「手稲」の「手」らしい)。頭部の指の一つだけに、小さな保護帽が一つだけ、控えめに被さっているのが良い。手稲区の安全・安心見守りネットワークについてはこちら
 ところで最初の5人衆であるが、この人々の仲間は道東でも、活動している様子が時折見られるようになってきた。

北海道釧路市武佐の直立不動型オジギビト(2023年5月)

 釧路市武佐から別保に繋がる道の南端で、オジギしている人である。オジギ姿勢は極めて伝統的なものである一方、フルカラー化と非常に整ったデザインは、新世代オジギビトのスタンダードという感がある。この人の仲間は、これまでも釧路町および釧路市内で出会っていたので、ここで併せて紹介しておきたい。

釧路町木場(左)および釧路市興津(右)で見得切りポーズを取る人々(左:2018年5月、右:2020年10月)

 右の男性の方は、それほど使い込まれた看板でもなかったはずだが、短期間で凄まじく退色が進んだのか、それとも元々色が薄いのか。退色にしては後ろの赤バッテンがちゃんと残っているし(赤色は最も消えやすい)、この色白さはちょっと謎である。光線のイタズラというわけでもないし……。
 先に触れたように、「○○運動」に関しては、これまで幾つかの例を見てきたので、また別の機会に紹介してみたい。
 現場のご当地キャラに関する、過去の記事はこちら。

ojigibito.hatenablog.com

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