オジギビト集会所本部長室R

路上観察サイト「オジギビト集会所」本部長のブログ

【オジギビト】工事現場に立つ妊婦?

 今回は久々に、旧集会所の個別ページで紹介していた直立オジギビト衆の中から一人だけ、ピックアップして紹介したい。今から17年ほど前、釧路郡釧路町釧路川に掛かる雪裡橋の、補修工事現場に現れた人である。

北海道釧路郡釧路町木場・雪裡橋の補修工事現場の人と擬人化車(2006年10月/北海道支部長報告)

 橋が直されることで、車が快適に通りやすくなることを示している人である。

オメメがカワイイ、お腹が膨れた人

 後ろ髪と目の感じからして、この人はどうも女性のようである(但し個人的見解)。それに加えて、腹部が大きく盛り上がっている。もしかするとこの人は妊婦なのでは……と、当時この写真を見て思ったものである。橋というものは空中に掛かっているので、上下左右から風が当たるものである。当然冬は、寒風で通常の道路よりも強く冷やされることになる。特に雪裡橋付近は、それはもう相当な寒さであろう。妊婦は無理して長時間現場に立たない方が良い……というか居るべきではない場所ということは、言うまでもないことである。
 ちなみにNHKBSの「熱中時間」で、スタジオ収録の際にこの人について少々触れられたのだが、「この人はどうやら妊婦らしい」と言ったら、番組の司会である薬丸裕英氏(「シブがき隊」のヤックン)が「妊婦!!」と笑いつつ驚いておられた。放送ではこの辺はカットされたはずである(ちなみに収録時間90分、実際の放送時間は約30分だったので、三分の二はカットとなった計算)。

 せっかくなので(?)、擬人化された車の方も拡大して紹介しておきたい。

補修前と補修後

 2023年現在、雪裡橋はさほど酷い痛みはなさそうだが、交通量はそれなりに多いので(国道が通っている)、車が「喜ぶ」ような定期的補修が今後も必要であろう。