小中学校の卒業シーズンの到来ということで、今回はちょうど7年前の2015年3月に北海道支部から報告された、釧路市内のある小学校の耐震工事現場の写真を紹介したい。
2014年度の卒業生に向けて贈られた、お祝いの言葉である。このような看板を卒業シーズン限定で用意とは、現場の方々もなかなかニクいことをされるものである。
学校と児童たちは、デジタルな素材集からであろうか。保護帽に手を添えて礼の仕草を取ろうとしている人は、「おっちゃん達」の代理というか「代表」の役目であろう。
ちなみにこの小学校の耐震工事の現場では、内輪型が賑やかに活動中であった。上の「保護帽に手を添える人」と同一人物か？と言われると、ちょっと迷ってしまう（まず顔の輪郭が結構違う感じが……）。まあ少なくとも、「現場でメジャーな顔」と言えば、下の内輪型でいろいろ頑張っている人の方であると強調しておきたい。上の「保護帽に手を添える人」は、彼の「同僚」といったところか。
「投げるな落とすな」の投げる人と「墜落防止」の墜落中の人を除いて、全員同じ人かと思ったのだが、さらによくよく見て見ると、「ケガするな 家で親待つ妻子待つ…」のフキダシの中の人もちょっと違うようである。
左の「安全第一」の人は、直立不動オジギビトとしても良く顔の知られた人である。しかし「ケガするな」のフキダシの人は、まず鼻の形が完全に違っており、顔の輪郭と口の感じから少しふくよかな印象である。つまり別人ということになるだろうか。こういう「互いに似てはいるものの、よく見ると細部の異なる同僚たち」の例は、現場オジギ界ではメジャーな顔の一人である「縦長瞳の男」などでも見られるものである。
（「縦長瞳の男」についてはまた後日……）
まあそういうディテール話はさておき、今年度の卒業生の皆様には謹んでお祝い申し上げたい。
