ここのところ路上観察以外の話題が続いたので、ここらで一つ、オジギビトの写真を。
この写真は、小川建設の現場で、右腕で保護帽を抱えつつオジギポーズを取る、直立不動型の人である。
被れない保護帽は、もはやオジギビトの標準装備と言っても良いだろう。とり・みき氏の「街角のオジギビト」でも、サイズが明らかに合わない保護帽を持っている人々を取り上げている。
保護帽を脇に抱えるために、右の二の腕を肥大させた人も幾らか存在するが、彼はその中でも特に、肥大が顕著である。肥大し過ぎて、句点(。)を入れる余裕がないほどにメッセージを圧迫している。単に彼が、大きなスペースを取り過ぎという見方も可能ではあるが……。
実は腕自体は細くて、服の右腕部分だけが何故か、非常に太くできているという解釈もできる。その場合は、保護帽の持ち方が「脇に抱える」ではなく、「腰に押しつける」という形になり、やや不自然な持ち方ということになる。
この写真を提供して下さったのは、とり・みき氏のファンサイト「MBL」を運営してこられた、かぶ氏から提供していただいた多数の写真の中の一枚である。
かぶ氏からいただいた写真の中には、数々のまだ出会ったことのない人々の写真があり、羨ましさというか嫉妬すら覚えるほどである。自分も一目、是非ともこの人に直接お会いしたい、と思うばかりと……。
そういう嫉妬心からでは決してないが、かなり前に提供していただいて以来、本部長だけの密かな楽しみとしていたわけである。小出しにして集会所で紹介していた人々の一人が、今回の右腕が逞しい彼である。
しかし今後はこれらのかぶ氏提供写真も、積極的に……というほど更新ペースは早くはないが、紹介させていただこうと思っている。
なお、今回の写真の人や、被れない保護帽の人々について、絵の拙さを馬鹿にしたりする意図は全くないことを、ここで強調しておきたい。むしろ「それでこそ!」という目で見ており、今回のような感じでネタにはするが、馬鹿にすることは絶対にない。
最近の人々は、企業イメージなどを考えるあまり、美しくまとまりすぎた人ばかりで、むしろ寂しすぎるほどである。原点回帰……というとあの「安全坊や」という、わりと美しくまとまった人まで遡ってしまうのだが、彼のデビュー以来大量に発生した、ある意味「自由奔放」な人々の復権を切に願いたいものである。(企業イメージは、少なくとも路上観察者からは爆上がりなので……やっぱりダメ??)
ついでと言っては何だが、現在の阿寒の山々の写真を一枚。電線が被っているのはどうかご勘弁を。
阿寒の山々も、どうやら雪を被ったようである。太平洋沿岸部(=平野部)に雪が降り始めるのも、もうじきかもしれない。ちなみに昨年の初雪は、12月17日のことであった。
よく見ると、雌阿寒岳の火口から煙が上がっているのが確認できる。
朝のうちは見通しが良いので、こうした噴煙の様子もよく見えた。しかし午後になると、霞がかかってあまりよく見えなくなってしまった。
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