9月に入っても、全国的にはまだまだ暑い日々が続いている模様である。しかし、もう少しの辛抱であると思われる。
暑い時期に現場でも重大問題になり得る「熱中症」への注意喚起に関しては、先日幾つかの例を紹介した。
四国支部長から、熱中症予防に関する掲示の報告があったので、追加の例として紹介したい。2023年8月、愛媛県の石槌山(先の「みきゃん」が活躍していた現場)の例である。
見得切り型の人が、汗を流しながら「STOP!!熱中症」と呼びかけている。伝統的な見得切りポーズであるが、かなり今風の感じの人である。進入禁止の警告でも、もちろん普通にこのままやれる人である。
WBGTとは「暑さ指数」(Wet Bulb Globe Temperature)の事である。環境省の熱中症予防情報サイトはこちら。
右側の暑さ指数警戒レベル表には、四段階で危険度が示されている。
この表の中でも、見得切り人の彼は、仕草で危険度をわかりやすく示している。「警戒」のポーズは、見得切りと同様である。「厳重警戒」のポーズは、ベンケイ型の前段階的な感じであり、険しい表情となっている。「危険」は、手でバツ印を作る前に何とかしろという感じの、「もうダメだ」という顔である。
見得切り人やベンケイ人は、警告関係では「汎用性が高い」ということで、進入禁止以外の警告でもしばしば使われるようである。札幌市北区でも、アマチュア無線の業務利用禁止を呼びかけるベンケイ人がいた。
だんだん涼しくはなるだろうが、まだまだ屋外の暑い所での作業は、熱中症の危険が付きまとうものである。くれぐれも気をつけたいものである。