オジギビト集会所本部長室R

路上観察サイト「オジギビト集会所」本部長のブログ

【オジギビト】右腕が逞しい人

 ここのところ路上観察以外の話題が続いたので、ここらで一つ、オジギビトの写真を。
 この写真は、小川建設の現場で、右腕で保護帽を抱えつつオジギポーズを取る、直立不動型の人である。

東京都新宿区のオジギビト(2008年7月/かぶ氏提供)

 

保護帽を取ってオジギする彼

 被れない保護帽は、もはやオジギビト標準装備と言っても良いだろう。とり・みき氏の「街角のオジギビト」でも、サイズが明らかに合わない保護帽を持っている人々を取り上げている。
 保護帽を脇に抱えるために、右の二の腕を肥大させた人も幾らか存在するが、彼はその中でも特に、肥大が顕著である。肥大し過ぎて、句点(。)を入れる余裕がないほどにメッセージを圧迫している。単に彼が、大きなスペースを取り過ぎという見方も可能ではあるが……。
 実は腕自体は細くて、服の右腕部分だけが何故か、非常に太くできているという解釈もできる。その場合は、保護帽の持ち方が「脇に抱える」ではなく、「腰に押しつける」という形になり、やや不自然な持ち方ということになる。

逞しすぎる右腕、明らかにサイズが小さい保護帽

 この写真を提供して下さったのは、とり・みき氏のファンサイト「MBL」を運営してこられた、かぶ氏から提供していただいた多数の写真の中の一枚である。

 かぶ氏からいただいた写真の中には、数々のまだ出会ったことのない人々の写真があり、羨ましさというか嫉妬すら覚えるほどである。自分も一目、是非ともこの人に直接お会いしたい、と思うばかりと……。
 そういう嫉妬心からでは決してないが、かなり前に提供していただいて以来、本部長だけの密かな楽しみとしていたわけである。小出しにして集会所で紹介していた人々の一人が、今回の右腕が逞しい彼である。
 しかし今後はこれらのかぶ氏提供写真も、積極的に……というほど更新ペースは早くはないが、紹介させていただこうと思っている。
 なお、今回の写真の人や、被れない保護帽の人々について、絵の拙さを馬鹿にしたりする意図は全くないことを、ここで強調しておきたい。むしろ「それでこそ!」という目で見ており、今回のような感じでネタにはするが、馬鹿にすることは絶対にない。
 最近の人々は、企業イメージなどを考えるあまり、美しくまとまりすぎた人ばかりで、むしろ寂しすぎるほどである。原点回帰……というとあの「安全坊や」という、わりと美しくまとまった人まで遡ってしまうのだが、彼のデビュー以来大量に発生した、ある意味「自由奔放」な人々の復権を切に願いたいものである。(企業イメージは、少なくとも路上観察者からは爆上がりなので……やっぱりダメ??)

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 ついでと言っては何だが、現在の阿寒の山々の写真を一枚。電線が被っているのはどうかご勘弁を。

雪を被った雌阿寒岳と阿寒富士(2022年11月16日8時50分)

 阿寒の山々も、どうやら雪を被ったようである。太平洋沿岸部(=平野部)に雪が降り始めるのも、もうじきかもしれない。ちなみに昨年の初雪は、12月17日のことであった。
 よく見ると、雌阿寒岳の火口から煙が上がっているのが確認できる。

雌阿寒岳の火口

 朝のうちは見通しが良いので、こうした噴煙の様子もよく見えた。しかし午後になると、霞がかかってあまりよく見えなくなってしまった。

 

 

【レトロPC】シャープMZ-700発売40周年

 本日2022年11月15日は、シャープのパーソナルコンピュータ「MZ-700」が発売されて40周年の日である。おめでとうございます
 というわけで折角なので(?)、我がMZ-700(MZ-731、PCG付き)をこの機会に紹介しておきたい。

シャープの「クリーンコンピュータ」MZ-731(電源オン直後)

 当時のブラウン管モニタも、ご覧の通り未だ現役である。但しゴム足はとっくの昔に溶解してしまい、代わりに100円ショップで買った別の足を貼り付けている。
 本体真ん中のプロッタプリンタは、機能自体は正常なようだが、ペンや紙といった消耗品がもはや供給されないので、残念ながら実質「そこに収まっているだけ」の状態である。
 右側のデータレコーダも、ちゃんと生きている。ローラーなど各部が溶けてしまっているかと思ったのだが、案外タフだった。カセットテープの方も、一時期など結構過酷な環境に置かれていたように思えるのだが、実は想像以上にタフなメディアであったことに多少驚いている。(ちなみにBASICなど大切なアプリは、無事なうちにしっかりバックアップもしておいた)
 MZ-700本体とモニタの間にある白い長方形の物体が、PCG(Programmable Character Generator, ハル研究所PCG-700)である。

パックマン」(電波新聞社)を動かしている様子

 ナムコの「パックマン」は、MZ-700にも電波新聞社によって移植された(もちろん、バッタモンもたくさんある)。PCGにも対応しており、ご覧の通り結構良い感じの絵になっている。もちろんPCG無しバージョンでも、ゲーム性は損なわれていない。
 しかし同じく電波新聞社によって移植されたナムコの「マッピー」は、なかなかの衝撃であった。PCG無しバージョンの方が特に……。興味のある方は、YouTubeにも上がっているので、是非見ていただきたい。あるいはシンプルに、「MZ-700 マッピー」で検索してみるのも良いだろう。いずれにしても、何が「衝撃」なのか、即座に見て取れるので。(よくこれを発売したというか、移植する気になったなぁ……という声も、当時から既にあった気がする)

 ついでと言っては何だが、MZ-700関連の図書の写真を。背景の畳が汚く見えるのは、恐らく皆様の気のせいである。

MZ-700オーナーズマニュアル

 今見ても、なかなかカッコいい表紙のマニュアルである。BASICのコマンドの説明や回路図など、とにかく情報が詰まっている。BASICのバックアップ(コピー)の方法も載っている。
 ただ、表紙のエンボス加工のキーボードが、MZ-700のものではないというのが残念である。(MZ-2000のものに近いだろうか)

ADVANCED MZ-700(Oh!MZ別冊)

 このOh!MZ別冊、さすがに「ハイテク活用術」と言うだけあって、かなり高度なあれこれが詰まった本である。当時は読んでも殆ど何が何やら……であった(特にハードウェア関連)。今なら少しは?と思ったりもしたが、やはり全然ダメ。しかし、読むとやはり「楽しい」本である。

色々役に立った本たち

 これらの本は、MZ-700というマシンを知る上で、非常に役立った本である。まあBASICが主体なのだが、それでもなかなか高度なあれこれが詰まっていたように思う。特に「パソコン活用入門」は、愛読書と言っても良い一冊である(ちなみに表紙の中に、1983年の映画「ウォー・ゲームの一場面らしきものが……)。
 ちなみにMZユーザーの間ではちょっとばかり知られた話だが、「MZ-700ジョイフルパック」では、あの「高橋名人」が有限会社ハドソン(当時)の社員として、PCについて真面目に語っていたりする。

これも良い書物

 この「MZ-700ゲーム・ライブラリー」も、たまに読みたくなる本である。

 80年代は、様々な国産PCが登場しては消えていく、混沌とした時代であった。8ビット機に関しては、次第にNEC PC-8801mkIIシャープX1、そして富士通FM-7の「御三家」へと収斂していったことは、多くの人が知るところである。
 MZシリーズは、シャープの主力がX1シリーズとなった時点で実質的に役目を終え、シリーズの終焉を迎えたわけだが、その後のMZ-700の展開には、なかなか凄まじいものがあったことは、ここに記しておきたい。詳しくは、以下のサイトを参照して戴ければと思う。

bgm.sub.jp

 ちなみにWikipediaにも、その辺りの展開が説明されていたりする。また、「ホビーパソコン興亡史」(前田尋之 著・2014)でも言及されている。

 このMZ-700、当時はグラフィックが使えないとかサウンドが単音だとか、そういう「表層的」な部分ばかりを見られて、蔑むような態度すら取られていたようにも思う。パソコン雑誌でも、(Oh!MZはまあ別として)時折その辺りを馬鹿にする発言が見られたりしたものである。
 しかしその後、MZ-700は、他のMZマシンとは一線を画すると言っても良いような、愛され方をされるようになったわけである。大変良いことである。
 自分も末永く大切にしたいと思っているのだが、様々な部分が劣化していくことは避けられないので、悩ましいところである。あの有名なエミュレータ(「MZ-700友の会」参照)がもっと気軽に使えたらと思うのだが(要するに色々敷居が高い部分があったりと、なかなか大変)。
 シャープが公式にMZとかX1 の完璧完全なエミュを出せば良いのに……とほんの少し思ったりもするが、まあ採算とか権利問題、そして当時の記録などの面で、極めて難しいのだろう。商売にならなければ、出すわけもなし。

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【雑記】11月の月(再)

 先日11月8日は、皆既月食の写真を少々出させて戴いた。ほぼ一年前の2021年11月19日には部分月食(ほぼ皆既)が起こったが、残念ながら道東太平洋側では、曇天のために見る事はできなかった。
 先日の月食のついでというわけではないが、旧集会所本部長室(biglobe)で一年前に出していた月関係の写真を、記録の意味も含めつつ再度紹介したい。

 これは月が主役と言うよりは、月の周りの輪「月暈」(つきがさ、げつうん)を捉えようとした写真である。撮影地は京都市左京区某所、2011年11月9日21時33分の撮影である。撮影機材はSONY DSC-HX7Vである。

恐怖京都市左京区で撮影した月暈(2011年11月9日21時33分)

 中央の明るい光が月、その周囲をぐるりと囲む光の輪が、月暈である。月暈をより強調した写真はこちら。

月暈をやや強調

 写真撮影後に見直してみると、月の下方に明るい星が一つ光っていた。残念ながら正体は不明である。あるいは月の光とレンズが生んだ、光学的なイタズラか?

 何故か11月になると月の写真を撮りたくなるようで、2016年11月16日、朝6時42分に京都駅前で撮影したものもあった。京都中央郵便局の上の、沈みゆく月の写真である。これらは先日の皆既月食と同じく、SONY DSC-HX60Vによる撮影である。

京都府京都市下京区・JR京都駅前で撮影した沈みゆく月(2016年11月16日6時42分)

 当然という指摘もあるかもしれないが、周囲がこれくらいの明るさの方が、撮影しやすい感じである。

 ちなみにこの写真を撮った後、京都駅発島根県松江市行きの高速バスに乗り、その日の昼過ぎに松江到着、集会所運営委員のM氏に会い、氏と火山ガラス試料にX線を照射する実験などあれこれ行った。

X線を火山ガラス粒子試料に当てる怪実験の様子

 

 

【雑記】昨日の皆既月食(とアサガオ)

 昨日2022年11月8日の皆既月食は、何百年かぶりに天王星が月の裏に隠れるという現象(天王星)も起こるということで、普段よりも注目された月食であったように思える。天王星食の方は肉眼ではなかなか厳しかっただろうが、月食の方は日本各地の晴れた地域で、大勢の方々が(当然の如く)スマホ片手に観察した模様である。ただ、普通にスマホで撮るのはなかなか難しかったということだが……。(面白い撮影失敗例も数多くネット上に出ている様子)

 道東太平洋側は、道内では最も皆既月食を見るのに適した天候だったとのことである。日中は曇りがちだったのでやや不安視されたのだが、日が沈む頃には快晴となり、全く雲に遮られることなく月食を見る事ができた。
 以下の写真は、デジタルカメラSONY DSC-HX60V)で撮影した、今回の皆既月食の前半(月が地球の影に覆われるまで)の様子である。ややデジタル的な補正がキツい感もあるが、その辺はどうかご容赦を。

2022年11月8日 18:24:28の月

2022年11月8日 18:46:18の月

2022年11月8日 19:01:09の月

 ここまでは影に覆い隠されるまでの様子である。シャッタースピードは1/1600秒に設定しているので、月面の白飛びはかなり抑えられている。
 そして次の写真は、完全に影が被った直後の様子である。シャッタースピードは1秒に設定したので、かなり暗くなった月の全体像がはっきり捉えられている。シャッタースピードが遅いので、やや手ぶれが生じているのはまあ仕方ないかと。

2022年11月8日 19:17:20の月

 やや引きで見ると、月が非常に暗くなったので、周囲の星も幾つか捉えられている事がわかる。(レンズのゴミとかではなさそうな様子)

2022年11月8日 19:17:20の月(やや引き)

 ということはもしかすると、頑張れば天王星食の方も、写真に捉えられたのだろうか。まあ手ぶれ問題が完全に解決できないので、その辺りはちゃんとした天文台での観測結果をネットなどで見るのが、一番良いのではと思う。

 月食とは全然関係ないが、何度かこの本部長室でも取り上げてきたアサガオの、最後に近づいた様子を一枚。(月食の日の朝に撮影)

葉っぱがどんどん枯れて失われていったアサガオ

 園芸などをよく知る方には、「何とデタラメなことを」とお叱りを受けそうだが、次々に葉っぱが枯れていくので、取り除いてやった結果がこの現状である。一番上の種のありそうな膨らんだ所の裏側に、小さな葉っぱ(既に枯れかけている)がある。残すところあと二枚の葉で光合成など行っていることになるのだろうか。
 しかしご覧の通り、一番大きい葉っぱは、既に半分以上ダメになってきている。種子の回収の試みは、これら2枚の葉っぱが完全に役目を終えてからということにしたい、と考えている。

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【現場外オジギビト】ホテルの人々

 前回に続き、今回も現場外オジギビトを幾つか紹介したい。

 今回は、ホテルや旅館の人々である。下の写真は、鳥取県倉吉市の「倉吉シティホテル」で活動していた人々である。

鳥取県倉吉市山根・倉吉シティホテルのオジギビト(男性)(2006年7月)

鳥取県倉吉市山根・倉吉シティホテルのオジギビト(女性)(2007年3月)

 男性、女性ともに、同線の感じからすると、深々とオジギした後に顔を上げた直後の状態に見えなくもない。女性オジギビトは、睫毛が非常に長いのが見て取れる。しかしあまりに長いせいか、上方にくるりとカールしている。

 今回写真を見直してみて、この人々を撮影して既に15、6年も経過している事にちょっと驚いてしまった。今は既に、この人々も代替わりしているかもしれない。あるいはまだまだ現役で活躍しているだろうか。オジギビトは工事現場、現場外ともに、同じ人がかなり長く活躍している場合が多いので、その希望は持っているが……。

 次の例は、広島県で行われた、ある集会の会場となった温泉宿の、トイレで活動中だった人々である。

広島県竹原市西野町の衛生オジギビト(男性)(2013年12月)

広島県竹原市西野町の衛生オジギビト(女性)(2013年12月/N.M.氏の協力による)

 男女共に非常に礼儀正しくオジギしているのは大変良いのだが、それよりも何よりも目を惹くのは、やはりこの人々の肩幅の広さ頭身の高さであろう。こういう体格、体型の人々は、工事現場よりも現場外で出現率が高そうである。

 次は、大阪市のカプセルホテルで、特定条件の人々に対してオジギしている人である。

大阪府大阪市中央区心斎橋の制限オジギビト(2007年8月/M.W.氏提供)

 利潤追求の一環で活動する現場外オジギビト衆の中でも、特に丁寧なオジギ姿であると言えよう。イレズミの人および泥酔者に対しても、極めて丁寧に利用を控えるようお願いしている。

 ところで「イレズミの人お断り」関係の掲示は、日本全国の様々なホテルや温泉などにあると思われる。文字だけでメッセージを伝える場合も多いと思うが、絵入りのものもかなりあるのではと思う。下の写真は、滋賀県高島市の「グリーンパーク想い出の森」にあった、イレズミの人へのお願い掲示である。

滋賀県高島市朽木・グリーンパークの入墨人(2011年4月)

 モノトーンながら、イレズミがかなり緻密で素晴らしい。一方の男性はどことなく西洋人っぽいのだが、やはり別々の素材を合体させたのだろうか。文字のフォントもなかなか面白い。特にひらがなは独特の柔らかさというか、フニャフニャ感がある。入墨人へのお願いのニュアンスを、少しでも和らげるための策なのかもしれない。

【現場外オジギビト】お寺の人々

 今回は久々に、現場外のオジギビト達を少しばかり紹介してみたい。旧集会所の現場外オジギビトの部屋で紹介していた、「寺院の人々」である。

 下の写真は、鳥取県にある三徳山三佛寺の入山受付の前で、料金支払いをお願いしている小坊主オジギビトである。

鳥取県三徳山三佛寺の受付小坊主オジギビト(2006年9月)

 撮影したのは、2006年の9月、つまり16年以上も前のことである。入山料も値上げしているかもしれない。この受付オジギ小坊主も、代替わり(あるいは引退)している可能性はあるだろう。

 三徳山三佛寺では、他にも下の写真のような人が活躍していた。

鳥取県三徳山三佛寺の案内看板小坊主(2006年9月)

 下の方の写真で「奉納」とあるが、この小坊主看板を奉納したという事だろうか? 手作りの看板を「どうぞ使って下さい」と納めたと……。いずれにしても、手作り感が大変良い味の人々である。互いに似ている二人だが、よく見ると鼻の穴の有無や眉の感じに、それぞれの個性が出ているようである。

 次の例は、高野山真言宗の総本山、金剛峯寺でオジギしていた僧侶である。

和歌山県伊都郡高野町高野山金剛峯寺の僧侶オジギビト(2011年5月/Y.T.氏提供)

 現場では少数派の真横オジギである。オジギの動線も、長めのものが二本見える。

 あまりにシンプルな顔という事もあり、年齢などを推し量る事は難しいが、少なくとも頭のてかり具合は、あたかも鏡の如き見事さである(最初は「!」マークに見えてしまった)。手に持っているのは、保護帽ではなく笠であろう。
 他の寺社仏閣でも、同様のオリジナルなオジギビト衆が活動していると思われる。一応、気を付けて見ているつもりではあるのだが、なかなか出会えないでいるのは、単に巡り合わせが悪いのだろうか。まあいずれにしても、今後も注目していきたい。

 ついでと言っては何だが、飛び出し児童にも寺院関係者らしき人がいたので、ここで併せて紹介しておきたい。

京都府京都市北区上賀茂の飛び出し小坊主(2011年5月)

 お寺の小坊主らしき少年が、満面の笑顔で飛び出し姿勢を取っている。眉の間の青い丸が目を惹く。恐らく寺社仏閣関係の飛び出し児童も、数多く存在するものと思われる。やはり飛び出し児童の本場、滋賀県には多かったりするのだろうか。(滋賀県の場合は、かなり前から相当にカオスな状況のようにも思えるが……)

 ところで先の記事でも紹介させていただいた、新刊「なぜ地球科学を研究するのか教えよう」、興味がおありの方は何とぞよろしくお願い致します。

ojigibito.hatenablog.com

 

 

【本】「なぜ地球科学を研究するのか教えよう」リリース

 本日2022年10月28日、ミニ本9冊目「なぜ地球科学を研究するのか教えよう」がリリースされたので、ここでお知らせさせていただこうと思う。amazon楽天など複数の電子書籍販売サイトで発売中である。著者名は「Bowing Man」である。

 これまでとはかなり印象の違う表紙となっているので、ちょっとびっくりである。

 サブタイトルにある通り、進路について考えている大学生や高校生に向けた内容だが、もちろん一般の方々にも「どうしてこの分野が重要なのか」を知る助けになると思うので、何とぞよろしくお願い致します。

 

 新刊リリースの時は簡素な内容になりがちなので、先日コロナワクチン接種に行った帰りに出会った掲示を一つ、紹介しておきたい。公園遊具を新しいものにする工事の現場である。未だ工事は全然始まっておらず、まだ準備段階のそのまた初期の段階だった模様。つまりこの掲示は、この時点では「予告」と言える。

 ご覧の通り、象が看板を支えているような、なかなか凝ったものとなっている。子供が遊ぶ公園ということで、それに合った感じのものを採用したのだろう。通常の看板に、比較的簡単に後付けできる仕掛けになっているようである。

北海道釧路市緑ヶ岡の公園遊具更新工事の掲示(2022年10月)

 ブランコで遊ぶ人々は、あの「イラストや」の人ほどではないが、気が付くと色々な所で出会っている絵柄の人々である。オジギビト衆の中にも、この一族と思われる人々が、幾らかいる模様である。